陰部のかゆみ
 
カンジダ膣炎の膣錠は、1回で約1週間効く600ミリグラムの膣錠と、毎日入れるタイプの100ミリグラムの膣錠があります。600ミリグラムの膣錠は溶けるのに数日かかります。諸般の事情で、溶けるのに数日かかるのが困る場合は100ミリグラムの膣錠をリクエストしてください。尚、一度に出せる保険診療での処方量は600ミリグラムが一錠まで(膣洗浄の際に膣錠を入れた場合はそれで終了)、100ミリグラムは6錠までとなります。
 
平成27年度にフルコナゾール(ジフルカン)カプセル内服薬が、なかなか治らないカンジダ膣外陰炎に対して厚労省の保険治療薬の認可をとりました。これは、1回飲むだけで、非常によく効きます。この内服薬は、培養検査などでカンジダが検出され、かつ難治性である場合に使います。保険診療では、この内服薬はかなりきつめの薬であり、月に一回しか処方できませんので、月に複数回投与可能な膣錠の方が効果的な場合もあります。この内服薬を処方した月は、通常よく用いる抗真菌薬である塗り薬や膣錠は保険では処方できませんので、ご留意下さい。効果不十分で、この内服薬を再度処方する場合は、翌月に検査したうえでの処方になり、その再処方した月も保険診療では通常よく用いる抗真菌薬である塗り薬や膣錠は処方できません。3月連続でのフルコナゾール内服薬の処方は保険では認めてもらえない状況であり、また2月連続処方した後は数か月間フルコナゾール内服薬の処方は保険では認めてもらえないので、通常の膣錠での治療をなります。
 
フルコナゾール内服薬は、ハルシオン(トリアゾラム)、エルゴタミン、キニジン、ジメンシー配合錠(抗C型肝炎ウイルス薬)との併用はできないのでご注意願います。
また、ロサルタン、フルバスタチン、アルトバスタチン、シンバスタチンとの併用は薬剤血中濃度の上昇の可能性があり、併用に注意が必要です。
 
受診の際に、もし、希望があれば、600ミリグラムの膣錠、100ミリグラムの膣錠、内服薬のどれが希望か、担当医にお伝えください。
 
カンジダの予防するにはどうしたらいいのか?とよくきかれます。
残念ながら、カンジダの治療薬はありますが、ズバリ予防の医薬品というものはなかなかなく、当院では予防薬の取り扱いはありません。早めに治療して、免疫力アップを心がけてください。
 
膣トリコモナスおよびマイコプラズマ・ジェニタリウム同時核酸検出検査が保険適用になりました。PCRにて膣トリコモナスおよびマイコプラズマ・ジェニタリウムの検出を行います。この検査を行うには、先に細菌性膣炎の一般培養検査や淋菌クラミジアの検査を行います。細菌性膣炎の一般培養検査や淋菌クラミジアの検査が陰性、もしくは治療して陰性化してもまだ帯下がおかしいと場合にマイコプラズマ・ジェニタリウムの検査を保険適用にて行います。
 
 
陰部の気になるにおい
 
においの原因は腟内の細菌の乱れ、性病などの場合があります。
細菌性腟炎、トリコモナス膣炎、淋病クラミジアなどはできる限り保険診療で対応しています。
トリコモナスは、通常は膣洗浄と膣錠をよく用います。希望であれば、内服薬での対応も可能です。受診してご相談ください。
 
においなど帯下がおかしい場合
1、淋菌、クラミジア、トリコモナス検鏡、一般ばい菌培養(カンジダ等)を行う。
*ガードネレラが心配なので検査希望の際は、申告あれば、ガードネレラも培養検査で見ることができます。
2、上記が陰性、又は治癒後も調子悪い場合はマイコプラズマ検査を行う。
3、上記すべて陰性でもまだ気になる場合は、細菌性膣症の内服薬を処方する場合があります。
 
ウレアプラズマ検査は、保険適用されませんので、当院では基本的に行っていません。
 
 

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初診の方は、アクセスを参照してご来院ください
 
診療時間
 
【診療時間】
月火水木金(祝日を除く)
13:00~16:00
 (受付待合室ご案内13時開始、最終受付15:30まで)
 
月火水木金(祝日を除く)
17:30~21:00
 (受付待合室ご案内17:30開始、最終受付20:30まで)
 
土日祝休診です
 
受付開始時刻(昼診13時、夜診17時半)より待合室へご案内を開始し、受付を行います。
 
アフターピルED外来AGA外来については、昼診15:50、夜診20:50まで受付いたします。ネット予約をお願いします
 
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