ジェンダー外来
 
男性ホルモンデポー剤が、製薬メーカーより出荷調整となっています。当分の間、新規の方への男性ホルモンデポー剤の投与が物理的に困難な状態です。予めご了解ください。
 
 
当院では、GID、LGBTの方々にジェンダー外来として主にホルモン治療を行っています。当院でのホルモン治療は、はじめるにあたり、精神科専門医の診断書、または前医からの紹介状が必須です。診断書や紹介状の提示がない場合には、問診のみとなり、ホルモン剤投与はできません。診断書の取得を先にお願いします。ご希望の場合には、診断書取得の為の紹介状を作成します。
 
FTM、MTFどちらも対応したします。初回投与時には、同意書への署名捺印が必要ですので、必ずご印鑑をお持ちください。また、保険証は、自費診療のみの場合でも、身分証明書としてご提示をお願いします。
女性更年期において、保険診療でのホルモン補充療法は、おおむね60歳、場合によっては数年延長は可能とされております。女性ホルモンの投与は、当院では自費でも当院では原則として60歳くらいまでとします。それ以降の年齢で女性ホルモン補充を希望の方は、前医からの紹介状を提示されても、原則的に大学病院等の高次医療機関に紹介します。
男性ホルモン補充療法は、保険診療において明確な年齢の上限が定められていないわけですが、当院では自費でもおおむね68歳くらいまでの対応とさせていただきます。
 
初回ホルモン投与前には、血液検査等を行います。とくに中高年から、初めてホルモン投与する際は、血液検査を行って、実際のホルモン投与は、その結果をふまえてからになる場合があります。また、診断書や意見書、紹介状等の提示がない場合には、問診のみとなります。診断書の取得を先にお願いします。希望の場合には、診断書取得の為の紹介状を作成します。
 
ご自身がホルモン治療をした方がよいのか???というような不安定なメンタル状態や、性自認がエックスでホルモン投与をした方がいいのかわからないといった場合には、ホルモン治療の必要性につき、精神神経科医の診断書取得をお願いします。診断書取得にて紹介状希望の方は、当院にて作成します。
また、当院は、性同一性障害、LGBTの方に対するホルモン治療や女性男性更年期に対するホルモン補充療法を行っております。スポーツやボディビル、筋力アップを第一目的とした男性ホルモン投与は行っていません。
 
女性ホルモン投与にあたっては、血栓症という重篤な副反応が生じやすくなります。
とくに喫煙者は血栓症のリスクが増します。
 
 
当院では、ホルモン治療がメインです。外陰部が女性型であるという診断は可能ですが、GIDの診断書は、精神神経科の専門医療機関にお願いしております。GIDであるという診断書は、学会専門医かつ精神神経科専門医に発行してもらうことが望ましいです。
当院でのホルモン治療は、精神科専門医の診断書や紹介状が必須となります。
 
未成年の方のホルモン治療には、学会専門医の診断書並びに意見書が必要です。ホルモン治療開始には、親権者全員の同意書が必要です。GID学会専門医の診断書、意見書取得希望の方は当院にて紹介状を作成します。
民法で、20歳から18歳に成人年齢が引き下げられましたが、現状としては、当院ではカウンセリングも十分な体制ではないので、20歳未満の方はGID学会専門医の在籍する大学病院等でまずは治療等行っていただき、20歳になられてから当院宛てに紹介状をいただいて、当院で継続治療にあたるという方針とさせていただきます。当院では、原則として20歳未満の方へのホルモン投与は承っていません。
 
 
性別適合手術され、戸籍も保険証も性別適合された方には、極力保険適用にてホルモン治療を行っています。(厳密には国内で保険適用にて性別適合手術された場合が、術後のホルモン治療の保険適用の対象です。自費で性別適合手術された方も含めて、従来はその性による保険診療がなされてきました。ようやく国内で性別適合手術が保険適用開始されました。しかしながら、自費で適合手術され保険証も性別適合された方に対する術後のホルモン治療の保険適用が困難になりつつあります。)
 
保険適用での投与は、女性ホルモンはいわゆる更年期の終わりくらい(60歳くらい、数年の延長は可)までとなります。男性ホルモン投与は、もう少し高い年齢層まで保険診療にて行っております。
 
保険診療では、2週間間隔であれば、エナルモンデポーは250mg(125mgを2アンプル)まで投与可能ですが、初診日は125mg投与とさせていただきます。ぺラニンデポーは2週間間隔でも保険診療では、1回に最大10mg(当院では10mgが1アンプル)が限度です。
 
 
自費費用の目安
自費費用は予告なく改定する場合があります。
注射は1Aにつきの費用です。2Aでは2倍の費用となります。
当院のホルモン製剤は、自費の場合でも、輸入薬剤ではなく、すべて厚労省承認薬剤を用いています。初診時には、血液検査(自費では5千〜1万円程度)を行う場合があります。
 
初診料2,200円税込
再診料550円税込
Ⅾダイマー採血検査3,300円税込(女性ホルモン投与中の方)
一般採血4,340円円税込
(肝機能、腎機能、抹消血、LDL、TG、TCho、UA)
初診時には上記採血検査行います。必須検査となります。
 
年に一度程度は、一般採血、女性ホルモン投与の方はDダイマー検査も必須です。
内科や検診等で採血検査を受けた場合は代用できる場合があリますので、ご提示ください。
 
 
男性ホルモン
エナルモンデポー(125mg)
 1,800円(税込)
 
女性ホルモン
プロギノンデポー(10mg)
 1,800円(税込)
 
黄体ホルモン筋注
 1,600円(税込)
国内製造の黄体ホルモン注射製剤は製造中止になります。
注射製剤がなくなれば、経口剤のみの取り扱いになります。
 
プレマリン0.625mg  1錠100円(税込)
デュファストン5mg 1錠100円(税込)
エフメノ 1錠350円(税込)
  
プラノバール(卵胞、黄体ホルモン合剤)
  1錠120円(税込)
 
エストラーナテープ0.72mg 1枚 210円(税込)
ル・エスロジェル1本3,000円(税込)
経皮型製剤は、経口剤より比較的血栓症リスクが低いと報告があります
 
血栓症予防にEPA製剤 1月分 2,000円(税込)
(イコサペント酸エチル粒状カプセル600mg 28包)
通院中の希望の方に自費処方します。高脂血症、高コレステロール血症の方は保険診療にて処方できます。当院で採血検査も可能です。
 
エストロゲン採血検査2,750円税込
遊離テストステロン採血検査3,300円税込
 
 
一度血栓症になった場合は、女性ホルモン投与続ける間はずっと抗凝固治療が必要となります。また、その際は当院での女性ホルモン投与はできず、高次医療機関に紹介になります。当院では、血栓症の指標となる血液検査、Dダイマー測定も行っています。院内検査で約20分で結果が出ます。自費の場合は、3,300円(税込)(初再診料別途)です。Dダイマー測定は、血栓症の症状、頭痛や下肢痛などがみられる場合は、保険適用にて検査する場合もあります。
 
*ネビドは厚労省承認されておらず、当院での取り扱いはありません。
 
 最近、16、17歳の方から、お問い合わせが非常に多くあります。17歳以下の若年者のGIDでのホルモン治療には、診断書のみならず、18歳を待たずしてホルモン治療が早期に必要であるとの複数の学会専門医による意見書が必要になります。また、ホルモン治療開始には親権者全員の同意が必要です。しかしながら、現状としては、当院ではカウンセリングも十分な体制ではないので、未成年の方は、学会専門医の在籍する大学病院等でまずは行っていただき、20歳になられたら、当院宛てに紹介状をいただいて、当院で継続治療にあたるという方針とさせていただきます。逆に、70歳以上の方からお問い合わせをいただくことがありますが、全身状態も問題なく、たとえ自費で行ったとしても、当院では女性ホルモン投与は60歳前半くらいまで、男性ホルモン投与は68歳くらいまでとさせていただきます。
 
*染色体検査ができないかと質問を受けることがありますが、当院では行っていません。
 
*自費費用は予告なしに改定することがあります。
 
 
 

〒530-0051
大阪市北区太融寺町6-8
阪急産業梅田ビル9F
 
初診の方は、アクセスを参照してご来院ください
 
診療時間
 
【診療時間】
月火水木金(祝日を除く)
13:00~16:00
 (受付待合室ご案内13時開始、最終受付15:30まで)
 
月火水木金(祝日を除く)
17:30~21:00
 (受付待合室ご案内17:30開始、最終受付20:30まで)
 
土日祝休診です
 
受付開始時刻(昼診13時、夜診17時半)より待合室へご案内を開始し、受付を行います。
 
アフターピルED外来AGA外来については、昼診15:50、夜診20:50まで受付いたします。ネット予約をお願いします
 
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