更年期障害保険適用プラセンタ療法 | ![]() |
プラセンタ療法とは、胎盤から有効成分を抽出した注射液を注射(主に皮下注射)する治療です。
プラセンタ注射は、美肌や薄毛に効果があり、自由診療でも美容目的に使われており、厚労省の承認した医薬品ではメルスモンとラエンネックの2種類があります。
メルスモンは、女性の更年期障害、乳汁分泌不全、
ラエンネックは、慢性肝疾患の肝機能改善の治療薬
として、承認されています。
当院では、女性更年期障害としては、45歳〜59歳の方にプラセンタ療法(メルスモン)を保険適用して治療を行います。但し、プラセンタ療法(メルスモン)は、他のHRT(ホルモン補充療法)を併用しての保険適用はできません。レルミナ処方されている方は、保険適用できません。保険での投与は1日1回1アンプル、週3回までが原則であり、一度に2アンプルの投与は保険ではできません。また、更年期の症状があっても、45歳〜59歳でないと保険適用できかねます。40歳代前半の更年期治療には、プラセンタ以外の治療を行います。
プラセンタ療法を保険で行う際には、初診時に、子宮がん検査、超音波検査、女性ホルモンおよび一般採血検査を受けていただきます。初診日は、以上の諸検査、初診料を全部含めて、3割負担で6~7千円ほどかかります。女性ホルモンの検査結果などをみてから、プラセンタ療法を行います。原則としてプラセンタの保険治療は、以上の結果をみてからになります。
しかしながら、将来的にもプラセンタ療法から女性ホルモン補充療法に移行する希望が全くないという場合には、上記事前諸検査につきご相談します。
哀しいことに、男性の更年期には、何歳でもメルスモンは保険適用されません。
ラエンネックは、当院では男性女性とも保険適用できず、自費になります。
美容目的や男性更年期障害に対しての、プラセンタ療法は自費診療となります。
自費プラセンタ(ラエンネック)1A1,200円(税込)
追加2本目からは1Aにつき1,000円(税込)
初回診察料2,200円税込、再診料550円税込別途
乳腺症、乳腺腫瘍の既往がある方は、外科の主治医の先生から紹介状を持ってきてください。また、10年以上前でも乳がんの手術等をされた方は、外科の主治医の先生から紹介状が必須です。外科の主治医の先生から許可が必要です。