多のう胞卵巣症候群PCOS | ![]() |
多のう胞卵巣症候群PCOSとは
1.月経の異常(無月経、稀発月経、無排卵周期症)
2.多のう胞卵巣(超音波で診断)
3.採血で男性ホルモン高値、またはLH(黄体形成ホルモン)基礎値高値かつFSH(卵胞刺激ホルモン)基礎値正常
といったことで診断されます。
多のう胞卵巣症候群は、月経の異常や不妊症の原因となります。
若年者では、無排卵によるプロゲステロンの分泌を伴わないエストロゲンの刺激により子宮内膜癌のリスクが高まる可能性もあります。生理が半年もないという場合は、ホルモン投与により消退出血を起こすほうがよいでしょう。
また、生理痛のある方は、フリウエルといった低用量ピルを用いることも可能です。
性成熟期以降は、肥満の有無にも関わらず、高インスリン血症や脂質代謝障害を伴いやすいので注意です。
不妊の場合は、クエン酸クロミフェン(クロミッド)による排卵誘発を行います。