タクロリムス(プロトピック軟膏) |
アトピー性皮膚炎の治療法薬として健康保険の適用があります。乳幼児や妊婦には使えません。
ステロイドを長期にわたり顔に塗り続けるとステロイド酒さなどの副反応が出やすくなります。プロトピック軟膏は、そういった副反応はありませんので、ステロイドで急性期症状を抑えた後は、顔や首にはプロトピックを塗ってコントロールします。
プロトピックは、ステロイドより効果が出るまで時間がかかること、また合わない場合などは強烈な痛みを生じることがあるので、注意が必要です。先に保湿剤を塗布してからプロトピックを塗った方がピリピリ感が少なくなると思います。
また、プロトピック使用時には、強い紫外線は避けるべきです。動物実験では、大量長期投与によりリンパ腫の増加が認められていますが、ヒトでの通常量の使用では問題ないと報告されています。